看護師が仕事と育児を両立しようと考えたとき、知っておくといい制度があります。自分の職場がそういった制度を利用出来るのかなど、知っておくことで働き方の選択肢が増えるので覚えておくといいです。子供が3歳になるまでは、原則として1日6時間勤務が常勤扱いになるという「育児短時間勤務制度」があります。職場によって利用期間が異なる場合があるので、自分の職場に確認してみるといいでしょう。また、「短時間正社員制度」では正社員でありながら、勤務日数や勤務時間を他の社員よりも短くできるという制度です。「育児短時間勤務制度」と違うのは、育児以外の理由でも使うことができる制度なので、介護や体調管理を考えたときにも利用できますよ。
働き方改革により「超過勤務対策」を行っている職場では、残業などを減らしている職場もあります。積極的に残業対策を行っている病院や施設を選択するのもいいです。他にも院内保育が併設されている職場を探すなどして、自分が働きやすい環境を整えるといいでしょう。また、子育て後に再就職を考える看護師のために、厚生労働省委託事業の行政支援サービスで「カムバック支援サイト」という支援サイトがあります。子育て後に復帰したい看護師を支援するサイトで、働きやすい職場などのさまざまな情報提供が得られるのが特徴です。転職サイトも登録しておくことで、エージェントから情報やアドバイスをもらえるので、自分だけで悩まずに支援サイトや転職サイトなどを利用するのもいいでしょう。